思春期の嘘に親はどう向き合う?中1息子の行動から考えたこと

繰り返す中学生の嘘と親の対処法 子育て

思春期?反抗期?嘘をつくようになった息子の心理を考えてみた

12歳、中学1年生の息子。

最近、息子が嘘をつくことが増えてきました。(涙)

まぁ、思春期だし、ある程度は仕方ないのかもしれません。
でも、やっぱり親としてはショックなんですよね。信じたいのに、つい疑ってしまうのが悲しい。

今回は、ここ最近の「子どもの嘘」について、振り返りながら、親としてどう向き合うべきか、自分なりに整理してみようと思います。


■ 携帯で夜中まで漫画を読んでいた

これは小学校6年生のときのこと。
夜中まで携帯で漫画を読んでいたことがありました。

「途中でやめられなくなった」
「夜中に読むのが楽しくて、つい毎日…」

その気持ちは、すごく分かるんです。私だって、ドラマやゲームに夢中になって辞められないこともあるから。
ただ、夜中まで何時間も…となると、翌日は寝不足になるし、健康にも影響が出る。
「よくないこと」と本人も分かっていたからこそ、親には言えなかったんでしょうね。大人なら自分で睡眠時間の調整など考えると思うのですが、それが難しかったよう。

私としても、携帯のスクリーンタイムを設定していたつもりだったのに、実はできていなかったことが発覚して反省…。
それ以降は、スクリーンタイムとアプリの使用時間をしっかり制限して持たせるようにしています。


■ 「勉強の気分転換にランニング」→ 実はゲーセン

こんなこともありました。

「勉強に疲れたから、気分転換に外を走ってくる」

と言ってさわやかに出て行ったのに、実は友達とゲーセンで遊んでいた…(笑) 

…気持ちは、分かるんです。
友達と遊びたいし、みんなが自由にしているように見えたら、我慢するのは辛いですよね。

私としては、「そんなに遊びたいなら、堂々と行っておいで」と言いたい。
でもそのためには、勉強や習い事の準備などは集中して終わらせて、自分で遊ぶ時間を作る工夫をしてほしい。

…そう思うのですが、それを中学1年生の子どもに求めるのは、ちょっとハードルが高いのかな…

実際、うちの子は「習い事は辞めたくない」と言います。
となると、遊ぶ時間が取れなくなるのは当然なのですが、「あれもこれもやりたい」んですよね、きっと。

私は、「中学生なんだから、少しは息抜きも必要。友達との時間も大切にしていい」とも思っているのですが、本人にはまだ「オンとオフの切り替え」がなかなか難しいようです。


■ 「嫌がらせ弁当」を庭にポイ

さらに、こんなことも。

お弁当に息子の嫌いな食材を入れた日、食べきれなかった分をなんと…庭に捨てていたのです。

実はこれ、前日に「こっそりゲーセン」が発覚したこともあり、ちょっとした戒めのつもりで、あえて嫌いな“きのこたっぷり弁当”を持たせた日でした。別に食べられなくてもよかったんです。

けれど本人にとっては…

怒られている最中なのに、お弁当食べられなかったなんて言えないよ

…という気持ちだったようで、帰宅時にパニックになり、窓から庭にお弁当の残りを投げ捨てた、とのこと。

翌日、庭にとっちらかったキノコ類を見つけて、思わず吹き出してしまいました(笑)

いや、どう考えてもバレるやん?
証拠そのままやん?
でも、それがうちの息子なんですよね…。

「賢い子」だったら、袋に入れてゴミ箱に捨てて…と証拠隠滅を図れるかもしれない。
でもそれだと、親は子どもの嘘に気づけない。

だから、今回みたいにバレバレな形でも、私としては「まだ見守れる範囲」なのかもしれません。
ちなみに本人は、「庭に捨てたら、蟻とか鳥が食べてくれると思った」と…。
…いや、食べてくれなくて残念だったね。


■ 怒っても、嘆いても、解決しないから伝えたこと

正直、怒りを通り越して情けなさと心配でいっぱいになりました。
でも、怒ってばかりでは何も進まない。

だから、今回息子にはこう伝えました:

  1. 食べられなかったら、正直に言ってほしい
  2. どうしても言えないなら、せめてこっそり自宅のゴミ箱に処理してほしい

たとえば、大人になってから好きな人が作ってくれたお弁当があまり美味しくなくても、「残した」と言えない場面もあるかもしれない。

そんなとき、「こっそり処理する」という選択肢が全くダメだとは私は思わない。
もちろん理想は、何でも正直に話せること。でも、人間関係ってそんなに単純じゃないこともあるから。

なので、私は「私のお弁当も、食べられなかったときは正直に言ってくれたら嬉しい」と伝えておきました。


■ 嘘が続く中で、親として悩むこと

最近、本当に「嘘」や「ごまかし」が増えてきて、親としては残念な気持ちと、自分の関わり方を反省することが増えました。

「私が怒りすぎていたのかな」
「厳しすぎたのかな」
…そんなことを毎日のように考えます。

でも、「次からはちゃんと言ってね」と毎回伝えて、息子も「うん」とうなずく。
それでも、1週間も経たないうちに、また別の嘘やごまかしが発覚…。

言い方は悪いですが、まるで浮気を繰り返す人を信じてしまう人のような気分になります。
何度も裏切られて、「もう信じない!」と思うのに、また信じてしまう。でも信じきることができないから辛い(笑)

もちろん、私自身も嘘をついたことはあります。
親に言いづらくてごまかしたこともたくさんありました。

だから、息子の気持ちも分かるんです。まだまだ成長過程。
でも、嘘の頻度が増えてくると、やっぱり不安になります。

しかも、うちの息子はちょっと短絡的でお調子者な一面もあるので、判断ミスをしがち。
「いつか、もっとまずいことをやらかすんじゃないか」
そんな不安が常につきまとっています。


■ まとめ:怒らず、諦めず、少しずつでも前へ

私が今大切にしたいのは、

  • 怒りすぎないことできれば怒るのではなく、叱る
  • 嘘を「許す」ではなく、「向き合う」こと
  • やっていいこと・悪いことの区別を、しっかり伝えること

でも、本当に子育てって難しいですね…。

正直、「これ、子育て失敗してるのかも…」なんて思うこともあります。
でも、そんなときこそ、もう少しだけ子どもと向き合ってみよう、と自分に言い聞かせています。

行き詰まったら、親子でカウンセリングも選択肢かもしれません。
でももうしばらく、親子で一緒に、いい方向を見つけていけるように頑張っていきたいと思っています。

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