生きるって大変だなと思う日々

今日はとことん気分が落ちています。
母はアルツハイマー型認知症で要介護3。
認知症といっても、本当に人によって症状はさまざま。
デイケアや施設で出会う方は元気そうに見えて、つい比べてしまい、うらやましく思うこともあります。もちろん表面しか見えていなくて、みんなそれぞれに大変なんだと思うけど。
母の場合は、言葉がうまく出ないので会話が難しく、ほとんど一日中泣いています。何が辛いのか、痛いのか、それすら分からないことも多いです。手の震えや筋力の低下で、着替えや食事もすべて介助が必要。顔を上げるのも難しくなり、私がしゃがまないと目も合わせられない。
それでも、ご飯はまだ食べられるし、骨は丈夫らしく(笑)、転んでも骨折しないのはありがたいところ。
ただ、泣いてばかりの母を前にすると、こちらまで気分が沈んでしまいます。

「迷惑なんかじゃないよ」「ごめんねなんて言わなくていいよ」
そう伝え続けても、好きな音楽をかけても、大泣きされてしまうこともある。
よく聞く「財布を盗っただろう」という妄想や徘徊の心配はない分、まだラクな部分もあるのかもしれません。でも「動けない」「話せない」「泣くしかない」という母の毎日を見ていると、私はどうすればいいのか分からなくなります。
「ピンピンコロリがいい」なんて言うけれど、老い方は自分では選べない。
母の姿を前にすると、介護とはやっぱり“看取り”なんだと実感します。死ぬことを心配するより、今生きている毎日を大事にしたいのに、今は何を大事にしたらいいのか分からない。
母を前に、自分がひたすら無力でしかないと、落ち込んでしまう。



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